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女の腐った様な男...(2)

ヒデさんは、会社に不満が有った訳ではないが、ある意味野心家で、
社長に内緒で、自分の会社を作って、仕事をしていた様なのです。
まぁ、悪びれも無く、勤務時間にもしていたので、私に付きまとわれるのは嫌だったという事なのでしょう...。なので、ウチの会社の仕事だと思い込んでる職人達は、当然、支払いの遅れや未払いの問い合わせをウチの会社に連絡してくる訳で...初めは訳が分からなかった私は、怒られるがままだったのです。ヒデさんに腹黒い野心が有った訳ではなく、使いすぎて足りなくなった給料に対し、自分で対処しよう!という単純な心理...家族にも会社にも迷惑をかけたくなかった...で、ついでに、今の仕事を利用して自分の会社のベースを作ろうとした訳です...目指すは、起業家!社長の座です。

当然、私が来た事で、その事は本社に報告される訳で...ヒデさんは、起業するか?会社に残るかの選択を言い渡されます。ヒデさんは、まだ起業に自信が無いのか?会社に残る事を選びますが、それで今までの生活パターンを変えられる訳も無く...結局また、職人からの問い合わせでバレる訳です。すぐバレる嘘をどうしてつくのか?不思議でなりません...もっと要領よく出来ない物かと、新米ながら感じたものです。

ほどなくして、ヒデさんの退社が決まると、ナルさんの目がギラギラしてきます。
もともと、ヒデさんのように業界に慣れていないナルさんは、ヒデさんの自由奔放さも、仕事の出来も、まわりの評判(怒りの電話が沢山来ても、誰も憎めない...という様子で、また仕事を受けるんですよね...職人達)も快く思ってなかった節が有り、口癖のように『ヒデはだらしない!』と言ってましたから、ヒデさんの退社は願ったり!だったのでしょう。

ヒデさんの退社で、ナルさんが仮の責任者になります。
ナルさんは、あわよくばこの営業所を社長から暖簾分けしてもらおうと、社長に『所長』という役職をもらい、社長の馴染みのお客さんに急激接近致します。
今程不景気ではなかったですし、ナルさんは、現場に出始めます。
自称男気のあるナルさんは、そこそこ実績を重ね、自信がつくと、私によくこうゆう台詞を言うようになりました。
『俺の2号になったら、俺がこの会社貰っても、お前を雇ってやるぞぉ』
私は、冗談半分に聞いたかの様に言います。
『嬉しいですけど...遠慮しますぅ。2号になる気は有りませんから...』
また、ナルさんは、昼間からエッチな話題や質問をしてくる人で、私は、ホステスのように、会話をかわしています。引出しにエロ本が沢山入っていて、勤務中でもこれ見よがしに見ていましたっけ。そう...まだ若い私の反応を観察する為に、ワザと読むんです。
そんなことで、動じたりはしませんが、最初は、私も所長に合わせていましたが、ギラギラが増す度に、気持ち悪くなり、喜びそうな反応をするのはすぐ止めました。
自分は見た目よりずっとモテるんだ!とか、喧嘩が強い、お酒が強い!などの武勇伝が飛び出す人...。でも、私から見れば、ヒデさんを見て見ぬふりし、逆に、悪口を社長に言って来た経緯を見てしまっているので、人として、信用はできませんでした。
所長とは認めたくない!というのが正直な気持ちでしょうかねぇ〜。

ことあるごとに、2号の話がでるので、冗談にも嫌気がさして、
ある時『2号になるくらいなら、会社辞めます』と言ったら、所長の顔が一瞬、般若のように...あら?まずったみたい...危険を感じ、今まで、社長にその事は報告してませんでしたが、その日の内に報告する事にした訳です。
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by marquetry | 2009-04-10 17:14 | 海馬のくずかご
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昨日の私から、今日の私が、明日の私へ残すもの。
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